大学生の新卒採用といえば、

「大手メーカーや一部の企業がやっている」
「手間がかかりそう…」


というイメージをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
実は今、経営の長期安定や組織の活性化を目的に、新卒採用を行う自動車教習所が増えています。指定自動車教習所の新卒採用支援をしている当社が、学生達や教習所の採用ご担当者様からお聞きした声をもとに導きだした、教習所が新卒採用を行う5つのメリットをご紹介いたします。 

1. 安定志向の学生が多い

 先の見えない不安定な社会。「安定」が重視されている。

「マイナビ 2023年卒大学生 活動実態調査」の中で、「どんな企業に就職したいか?」の問いに対して「安定性がある会社」と答えた学生は「66.8%」と最も多く、「社会貢献性がある」と答えた学生も「35.8%」いました。
教習所の採用支援をさせていただく中で、学生から「一般的な中小企業より、教習所は安定している」「世の中のために役立つ仕事」といった意見が出ることが少なくありません。
安定の定義は人それぞれですが、免許取得時に教習所の職員と接することで、安心して働ける場所というイメージが定着しているようです。

2. 学生の目線 →「教習指導員=運転を教える人」ではない

 教育者として、公立学校の教員と比較される存在。

教習所への就職を希望する学生の中には「中学校や高校の先生になりたい」といった、教員志望の学生が少なくありません。しかし、昨今、公立学校の教員の過酷な労働環境の実態が報道され、「教える場所(業界)」を広げている学生が見受けられます。
説明会などを通して当社が学生と接する限り、教習所の指導員は「車の運転を教える人(インストラクター)」ではなく、「法律に則った指導を行う教員(教育者)」というイメージの方が強いようです。事実、教育学部など「先生」を目指していた学生が教習所に入社したケースもあります。

3. 「安全運転教育者」をゼロから育成できる

 予備校の講師と、教習指導員は違う?

「教習指導員」を例に、予備校の講師と比較して、必要な資質を考えてみました。
高校・大学受験を扱う予備校では、個性的な先生がそれぞれ独自の方法で合格(ゴール)に導いていきます。
一方、教習所の設置者様、管理者様からは「教習所は、合格させることがゴールではない。卒業後の安全運転(事故率の低下)も見据えている」という話をお聞きします。
教習所で習った技術や知識は、運転後の事故や交通マナーと直結するため「先生によって教え方が違う」のではなく、指導内容の均一化が求められる業界です。
業種に関わらず、中途入社の一部の社員は前職の文化や価値観を持ち続けてしまう傾向が見られますが、新社会人であれば、会社の理念やビジョンが浸透しやすく、教習所が求める教育者としての資質を持たせることができます。
学生時代に普通免許や二輪免許を取得した若者なら、教習所での体験が記憶として新しく、仕事をイメージしやすいという点も教習所業界の強みです。

4. 経営の安定化や地域の活性化にもつながる

「変化を求められる業界」だからこそ、若い力が必要。Uターンも人気!

教習所に限らず、少子高齢化の影響は日本国内の様々な業界に及んでいます。これからの時代を見据え、新しい事業の企画や既存事業の再構築、ITツールの導入などを進めている教習所も珍しくなくなりました。変化を求められる時代、新しいビジネスに先入観なく柔軟に取り組める若手人材が必要です。
事業継続や事業の発展を見据え「新卒社員を指導員ではなく、経営企画室に入れる」として、将来の幹部候補を新卒で採用している教習所もあります。

「マイナビ 2022年卒大学生Uターン・地元就職に関する調査」によると「57.8%」の学生が地元(Uターン含む)での就職を希望しており、2017年卒以来5年ぶりに増加に転じています。地方の教習所であれば、学生に「地元に帰って教習所に就職」という選択肢を持っていただくことも可能です。若い人材を地元に呼び戻すことで、地域活性化にもつながります。

5. 業界内で「学生の奪い合い」になりづらい

 教習所は魅力的。仕事内容が伝われば、優秀な学生を獲得できる。

人手不足が続き、様々な業界で学生の奪い合いが続いていますが、教習所においては新卒採用を行っている教習所はまだまだ少なく、就職先としての認知度は高くありません。しかし、それを逆手にとって、企業単体の魅力だけではなく「教習所で働く意味」「教習所で仕事をする魅力」など「新しい仕事」として業界自体をアピールすることができます。

当社は採用支援の中で学生向けの説明会のお手伝いをしております。その際、多くの学生から「教習所での仕事内容を知って、魅力を感じた」「単なるお金儲けではなく、人のために役立つ仕事」という声をいただき、採用選考に進んでいただきました。

さいごに

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
新卒採用を成功に導くためには、経験に基づいたノウハウが必要です。採用業務においては、学生とのやりとりなど人手や時間も必要です。採用支援に特化した会社のサポートにより、効果的な採用活動を実現できます。
当社のグループ会社「株式会社ジーズコンサルティング」では、法人向け採用支援事業15年の知見を活かし、指定自動車教習所の新卒採用をお手伝いしております。貴校専用の採用支援チームを作り、採用に特化した最新のITツールやコールセンター、採用ノウハウをご提供いたします。

当社は、教習所向けのIT商材を通して、日ごろ全国の教習所の職員の皆様、設置者の皆様から貴重な情報やご意見をいただいており、ジーズコンサルティングの採用支援チームと、定期的なミーティング等で教習所からいただいたご意見などの情報を共有しています。採用支援チームのメンバーには教習所出身の社員もおります。その他、当社が運営する大学生の就活予備校「プレビズ」で得られる、学生からの生の声を採用活動に活かしております。 ぜひ一度、詳しい内容をご説明させてください。

株式会社ジーズコンサルティング