会社説明会は選考に進んでいただくための重要なステップ
この記事でわかること
・参加率を上げるためには○○が非常に重要
・効果的な方法は○○と○○はセットで行う
これらを、採用コンサルタント 後藤萌(株式会社ジーズコンサルティング)が会社説明会の参加率低下に悩む企業の人事担当者様に分かりやすく解説します。
会社説明会前のアクションが非常に重要
会社説明会は企業側と応募者側が初めて対面での接点を持つ場となり、企業側が与える印象次第で、応募者が選考に進むか進まないかを左右される非常に重要な機会となります。
しかし、その会社説明会に応募者が予約をしても当日になって不参加になる場合が多くあります。
株式会社マイナビの調査によると、応募者は平均で24.1社へエントリーしますが実際には11.6社の会社説明会にしか参加しないという結果が出ています。(参照元:2020年卒 マイナビ学生就職モニター調査 7月の活動状況)
これらの結果を踏まえると、応募者は会社説明会に予約をしても必ずしも全ての会社説明会に参加する訳ではないため、応募者の参加率を上げるためには会社説明会前のアクションが非常に重要と言えます。
参加率を上げるカギは○○と○○はセット
応募者が会社説明会に参加しない理由はさまざまですが、意外にも「予約したことを忘れていた」場合が多く見受けられます。
日々多くの企業にエントリーし、会社説明会に予約するため、複数の企業から毎日のように連絡がある応募者にとっては珍しい出来事ではないようです。
そこで、会社説明会前のアクションとして効果が期待できるのはメールと電話の両方を行うこと。
私がお手伝いさせていただく企業様には必ず、会社説明会前のご連絡はメールと電話の両方を行うようにご提案しています。
実際の一例として、メールのご案内は開催日1週間前と3日前、お電話でのご案内は開催日3日前に行っています。
ドタキャン防止のためにメールは2回に分けて送っていますが、登録されているメールアドレスによっては迷惑メール等の理由で届かない場合や複数のメールに埋もれてしまい、気付かれない場合も。
万が一メールに気付かない場合でも、電話をかけることで企業側の連絡に気付く応募者も多く、口頭でのご案内は直接コミュニケーションが取れるので応募者に好印象を与える良い機会になります。
電話をかける際の注意点として、
・声色をワントーン上げる
・会話の中で応募者の名前を言う
企業の印象にも左右しますので上記を意識すると親近感を持たれ、さらに効果的です。
メールと電話の両方を行うことで会社説明会の参加率は約70%を超え、お手伝いさせていただいている企業様には非常にご満足いただいております。
近年、応募者にとって就職活動が「楽」と捉えられている新卒採用市況。
いかに企業の人事担当者様が手を動かし、ファーストアクションを起こせるかが新卒採用において非常に重要です。
単純で手間がかかる業務こそが企業側と応募者をつなげるチャンスとなります。
会社説明会の参加率を上げるためにも、ぜひ今回ご紹介した方法を意識してみてはいかがでしょうか?