この記事でわかること


・今後の採用活動には○○が非常に重要
・WEB説明会で提供する情報は入念な○○が必要
・動画制作で意識したい3つのポイント

これらを採用コンサルタント 木浪希(株式会社ジーズコンサルティング)が「説明会用動画制作を検討しているが何から取り掛かれば良いか分からない」「既に制作しているが現状のままで良いのか不安」と感じている企業の人事担当者様に分かりやすく解説します。

今後の採用活動は○○が重要

2020年に発生した新型コロナウイルスの影響により、今年の2021年に卒業を迎える学生の就職活動の仕方が以前と比べて大幅に変化しました。

新型コロナウイルス発生以前で可能だったリアルでの接触が現在はリアルでの接触ができないオンライン上での選考へ切り替わり、企業側の採用準備もオンライン仕様に順次切り替えざるを得ない状況となっています。

採用活動の中でも特に自社の印象や理解を深めていただくために重要な会社説明会は今後の選考につなげるための大きな要となるため、会社説明会用の動画制作は重要視されるポイントです。

提供する情報は入念に精査

会社説明会の実施方法は対面からWEBへと変化。場所や移動手段、定員数も対面時と比べて多くの応募者が視聴可能となりました。特に日時や場所にとらわれずに視聴できるWEB説明会は学業と両立して就職活動を行う応募者にとっては大きなメリットです。
WEB説明会はオンライン型(リアルタイム)配信とオンデマンド型(録画)配信に分類されますが、いずれも多くの応募者が視聴するからこそ企業側は外部に公表できない機密情報やクライアント名は入念に精査した上で配信する必要があります。

動画制作で重要な3つのポイント

①「目的」と「ゴール」を事前に設定する

この2つを制作前に決めることで応募者が今後の選考を希望するかに大きく影響します。それぞれの設定基準として目的とは「自社の名前を知ってもらう」「業界や企業理解をしてほしい」など応募者に動画を通じて何を知ってもらいたいのか、ゴールとは「エントリーしてもらう」「業界や企業を理解してもらう」など応募者が企業の理解を深めた結果どのようになってほしいかを指標にすることが大切です。

実態と離れすぎている内容は伝えない

応募者に自社の魅力をアピールしたいからこそ「よく見せたい」という気持ちが出てきますが、実態とかけ離れた内容を提供すると入社後にギャップが生まれてしまい、早期離職の原因になり兼ねません。入社後の定着率を考えると今一度採用の真の目的を再確認し、メリットデメリットをありのまま発信する姿勢が早期離職のカギとなります。

③動画の尺はできるだけ短めにする

対面で行う説明会と違い、WEB説明会は学生の「興味」や「熱意」によって最後まで視聴されるかどうかが大きく左右されます。そのため、動画の視聴時間が長ければ長いほど途中離脱される可能性が高くなるため、動画の尺はできるだけ10分以内で収め、視聴時間が長くなる場合はトピックごとに動画を分けると応募者からの企業理解がより深まりやすくなります。また、活字を読むことが苦手な応募者が多いため、説明会で使用するスライドはPCの他スマートフォンで視聴することを想定し、文字は大きめで量を極力減らしたり、写真やグラフを多用したりすることで途中離脱防止につながります。

応募者にとって企業の印象を決める最初の入り口は会社説明会です。新型コロナウイルス感染拡大をきっかけにWEB説明会の需要は高まるばかりですので、多くの応募者に企業の魅力が伝わるよう、今回ご紹介した内容を意識してみてはいかがでしょうか。