株式会社ジーズコンサルティングは「企業の採用成功」を支援する【HR事業】を主軸に、「就職活動中の学生へキャリア指導」を行う【就活支援事業】、自動車教習所専用スマホアプリ「SOUDA(ソウダ)」の開発運営を行う【IT事業】の3つの事業を展開している会社です。
本記事では株式会社ジーズコンサルティングに所属する採用コンサルタントが採用に関するお役立ち情報を発信します。

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木浪 希
株式会社ジーズコンサルティングの木浪(きなみ)と申します。企業の採用成功に向けた支援と、同社で運営している『就活予備校プレビズ』の講師を担当し、大学生向けの就活支援を行っています。

株式会社ジーズコンサルティングが運営する『就活予備校プレビズ』では、大学生向けの就活支援を行っています。本日は2024卒の就活生の特徴を振り返り、その傾向を踏まえて2025卒において企業はどのような対策が必要かを解説いたします。

トピックス1.プレビズ講師として感じた、2024卒学生の特徴

(1)早期から活動する学生の割合は増加している
『就活予備校プレビズ』では入校前に無料相談を行っています。2024卒は6月のプレサイトオープンに合わせてお問い合わせが急増しました。コロナ禍の影響によって、大学時代のほとんどをオンライン授業で過ごし、コミュニティの形成が難しかった世代ということも相まって、就職活動について相談できる人が周囲にいなかったことが要因の1つだと考えられます。

(2)積極的にインターンシップに参加しているものの、自己分析がしっかりできていない
「なんとなく」「好きだから」といった漠然とした状態で目星を付けて就職活動を行った結果、内定をなかなか取得できない学生も散見されました。
周囲に遅れを取らないために早期から活動することが目的となってしまい、本来、就職活動で大切な「将来のビジョン」や「その企業である理由」などが不透明なまま就職活動に臨む学生が多かったという印象があります。

(3)ESや面接対策など準備は進めてはいるが、企業視点を持つことができない
企業で働くことを考えたときに、自分の想いを持っていることは非常に重要ですが「自分のやりたいこと/希望」を重視するあまり、「企業が学生(社員)に求めていること」の視点が欠如している学生も多く見受けられました
このような学生は、「自分はこんなに頑張っているのに…何が悪いのか分からない」といった気持ちになることが多いため、学生には「企業があなたに何を求めているのか」を考えたことがあるか、を問うことで改善することができます

(4)能力が低いのではなく、方法が分からない・理解していない学生が多い
近年は、書籍や動画配信サービスなど、「就職活動」に関する情報が溢れていますが、根拠が定かではないものや、「○○の質問には××と回答すれば良い」といった、そこに至るまでの考え方や方法論が述べられていないものも見受けられます
情報がたくさんあることによって「何が正解なのか分からない」といった学生が増えていると感じます。
このような学生は、就職活動の進め方を解説・理解してもらうことで、就職活動への取り組み方を改善することができます。

トピックス2.2024卒学生がリアルに抱えていた悩み

学生はさまざまな悩みを抱えていますが、特に印象に残っているものは下記の通りです。

(1)どうやって就職先を見つけたらよいか分からないパターン
こちらは「周囲がやっているから」「就職はしないといけないから」と自分の軸を見つけられていないタイプの学生に多い傾向があります。
「自分が社会人として働くにあたって」の具体的なイメージや判断軸を持てていないことが大きな原因です。
このようなパターンの学生はまずは自己分析をして、判断軸(やりたい/やりたくない)を持ってもらうところからスタートする必要あります

(2)ESは通過するが、面接で受からないパターン
いわゆる上位校と言われる学校の学生に多い傾向があります。
大手や人気企業を受けていることが多く、自己分析はある程度できているものの、深掘りが不足しているため、他の候補者と比べられた際に不合格になってしまいがちです。
また、漠然と「大手がいい」と考えており、志望動機が浅い=企業研究が不足しているためこちらも不合格になってしまいます。
このようなパターンの学生は「なぜ大手なのか」「なぜこの企業なのか」を深掘りして、企業への理解を深めてもらう必要があります。 

<印象が良かった企業のエピソード>
・先輩社員との個別面談を実施してくれる(複数名の社員が登壇/複数回の実施)
・フィードバックをしっかりしてくれる
・面接対策をしてくれる

選考過程で良いところだけではなく、悪いところ(自社のウィークポイント/厳しい部分)もしっかり隠さず話してくれる企業が好印象のようです。

トピックス3.2025卒に向けたオススメ対策

ここまでの特徴や傾向を踏まえ、効果的な就活生へのアプローチ方法を3つご紹介します。

①就職活動に役立つアドバイスを実施
例えば、インターンシップ期に接点を持った学生については、就活アドバイスイベントなどのフォローを行うのがオススメです
(例)自己分析のやり方、ESの書き方、模擬面接など

②「なぜこのような学生を求めるのか」を明確に伝える
例えば、「コミュニケーション能力が高い」だけ取っても、学生は「何をもって、コミュニケーション能力が高いといえるのか」が分かりません。より具体的にかみ砕いて伝えることがポイントです。

選考の判断基準や選考フローを明確に伝える
「エントリーや説明会は集客出来ているが、面接をしてもほとんどの学生が不合格になってしまう」 「求めている人材が来ない」 ということはありませんか?
これは、企業が学生に提供する情報の中に、「選考判断基準」を設けることで解消できる可能があります。選考判断基準を示し、企業・学生とが解り合ったうえで選考に臨める体制を整えることが大切です

いかがでしたでしょうか?私たちジーズコンサルティングは、『就活予備校プレビズ』で得た学生のリアルな思考や想いをお客様をサポートするメンバーに共有し、お客様へと還元しています。
ぜひ当社について興味を持ってくださいましたら、下記よりお気軽にお問い合わせください。

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