「本人に考えさせる」のではなく「一緒に考える」

この記事でわかること


・新入社員が育つかどうかは教育担当者の○○で決まる
・新入社員の早期離職を防ぐ2つの対応策

これらを、新卒3年目の採用コンサルタント 本多智美(株式会社ジーズコンサルティング)が「新卒の考え方」や「新卒への向き合い方」に頭を抱えている企業の新入社員の教育に関わる全ての皆様に分かりやすく解説します。

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本多 智美
私も数年前までは新入社員だったので、新入社員が抱える悩みや課題感はよく分かります。
現在は社内の教育プロジェクトのメンバーとして、実際に新入社員の教育に携わっており、人を育てる難しさを日々痛感しています。大変難しい課題ですが、その中で効果のあった方法をいくつかお話いたします。

新入社員が育つかどうかは教育担当者の「向き合い方」で決まる

毎年多くの学生が新社会人となり、各企業に入社する4月。
同時に、各企業では新入社員を育成する教育担当者を配置し、研修を行います。新人教育は新入社員だけではなく、教育担当者の自己成長のためにもなる重要な機会です。
株式会社マイナビの調査によると、入社1ヶ月後のタイミングで「定年まで働き続ける」と回答した新入社員は約2割にとどまっています。(参照元:2019年新卒 1ヶ月後の意識調査)
将来、継続的に企業を引っ張ってくれる貴重な人材になるか、それとも入社後のギャップを感じて早期離職をしてしまうのかは教育を担当する既存社員の向き合い方にかかっています。

新入社員と上手な向き合い方と早期離職防止のための2つの対応策

① 褒める

入社して間もない新入社員に対して「即戦力」を押し付けていませんか?日々新しいことを覚えていくために頭の中は常にパンク状態。新入社員はできて当たり前ではなく、「できなくて当たり前」です。

今の世代はSNSが普及している時代で生きているため「承認欲求」が強い若者が多い傾向にあります。満たされなければ「自分が足手まといになっていないか」「自分には能力がないのか」とネガティブな思考に陥ってしまうことも。

まずは「褒めて自信を付けてあげる」ことを心掛けてみてください。
具体的には「あなたの明るく元気なあいさつは非常に良いですね!」「覚えるのが早いね!」など直感的に思ったことを伝えることが効果的です。

② 定期的に面談を行う

新入社員は入社してからたくさんの壁にぶつかりながら成長していきます。仕事をする上での不安や焦りなど、一人ひとり抱える問題はさまざま。

そこで、面談の機会を定期的(1カ月に1回、または3カ月に1回)に設け、入社前に立てた目標の振り返りと今後の目標を一緒に考えてみましょう。

ここで重要なのは「本人に考えさせる」のではなく「一緒に考える」です。
前回掲げた目標から外れていないか、今の悩みや相談を一緒に考え、課題解決に導いていくことで新入社員からの厚い信頼が得られ離職率防止につながります。

今回は新入社員の早期離職を防ぐ2つの対応策についてご紹介しました。将来自社を引っ張る人材になるかならないかは教育担当者の向き合い方にかかっています。
また、教育担当者に限らず周囲にいる先輩社員の協力も必要不可欠です。早期離職防止のためにも「褒める」「定期的に面談をする」この2つを意識してみてはいかがでしょうか?