「学生も企業を選ぶ」時代に。

この記事でわかること


・新卒採用のメリット
・新卒を採用する効果的な3つの方法


これらをプロの現役採用コンサルタント 中崎俊介(なかざき しゅんすけ)が新卒採用の経験がない企業様にも分かりやすく解説します。

なぜ新卒を採用するのか?

新卒採用の面接

新卒採用を行っている企業様の多くは「組織体制を継続的に維持させるため」「将来自社を支える人材を確保するため」という目的で新卒に期待しています。

年齢が若い分、ある程度キャリアのある人材よりもエネルギッシュで行動量があります。

教育をする上での時間やコストはかかりますが、低コストで優秀な人材を雇えるうえに、既存社員においては、新人を教育することでお互い成長できるというメリットがあります。

効果的な3つの手法

①就活サイトで「スカウト」を活用

現在は数多くの就活サイトが存在していますが、その中で「キミスカ」や「JOBRASS(ジョブラス)」 、「OfferBox(オファーボックス)」 は主に学生へのスカウト(学生へ直接アプローチする手法)に特化した就活サイトです。

学生が自己PRなどをサイトへ掲載し、企業が学生を見てスカウトのメールを送るという仕組みです。
登録した学生は企業からのスカウトを待っているという傾向が強いので、開封率が高いです。

スカウトメールとは
▲ スカウトの仕組み

このように「企業が学生を選ぶ」から「学生も企業を選ぶ」へと学生の就職活動の状況は変化しています。

また、予め用意されている定型文で配信するよりも、各学生の自己PRを見て、経験や考えを踏まえたオリジナル文を各学生に配信すると、開封率がより期待できます。

②学生と直接接触する
合同説明会

就活サイトを運営する大手企業が企画するイベントや、各都道府県が主催する就活イベント、大学主催の合同説明会など様々なイベントが開催されています。

学生に直接採用パンフレットを渡すことでその場で質疑応答ができ、内容についても更に理解を深めることができます。

また、各イベントで配布する資料の中に自社のSNSアカウントを掲載し、学生にQRコードを読み込んでいただくと、LINEなどで学生と個別にやりとりができる他、登録している学生に説明会の告知をすることも可能です。

とはいえ、イベント参加費用としておよそ30万円~100万円以上の費用負担がありますが、このようなイベントへの参加は、学生と直接接する貴重な機会となり各企業様にとって大変有意義な採用活動となります。

③人材紹介を利用
人材紹介

人材紹介を利用して「新卒を50名以上採用した」という企業も実例としてあり、 新卒採用においても需要が増しています。

メリットとして採用までの広告コストがかからないという点があります。

一方、自社に採用ノウハウが蓄積されないデメリットを感じる意見をよく耳にしますが、人材紹介会社が様々な企業を支援していく中で得たノウハウを提供される為、想定されるデメリットはさほどありません。

ただし、費用は一人当たり成果報酬としておよそ80万円~120万円が必要になります。

今回は新卒採用における3つの手法についてご紹介しました。時代の変化とともに、SNSなどを活用し、学生とコミュニケーションを直接とる企業が増加傾向にあります。

とはいえ、採用業務に十分な人数を割けない、採用以外の業務に専念したい企業様などは、採用コンサルティング会社を利用するのも1つの手です。プロと二人三脚で採用を成功させることで採用に関する知識が得られます。

自社で活躍してくれる優秀な学生を取りたい今、新卒採用を始めてみてはいかがでしょうか。